自家製豆乳ヨーグルト
ヨーグルトといえば牛の生乳が原料になっているものが定番ですが、大豆からつくられた豆乳でもヨーグルトができることをご存知でしょうか。
豆乳ヨーグルトのメリットと、簡単にできる自家製ヨーグルトの作り方をご紹介します。
豆乳ヨーグルトのメリット
豆乳ヨーグルトは、種菌となる乳酸菌で豆乳を発酵させたヨーグルトのことです。牛の生乳といえばカルシウムが豊富ですが、豆乳も「畑の肉」といわれる大豆が原料でさまざまな栄養素が豊富です。
鉄やカリウムなどのミネラルや各種ビタミンが豊富に含まれています。
特に代謝のビタミンであるビタミンB群が豊富です。
妊娠中不可欠な葉酸も豊富に含まれていますよ。
また、植物性の良質なタンパク質と脂質を豊富に含んでいます。
他にも、女性ホルモンと同様の働きをし骨粗鬆症に嬉しい大豆イソフラボンや、コレステロール値を下げるリノール酸やレシチンも豊富に含まれています。
大豆由来のオリゴ糖は善玉菌のエサとなり、腸内の働きをよくする効果が期待できますよ。
このように、豆乳は牛の生乳とは異なる大豆由来の栄養素がたっぷりと含まれているのです。
自家製豆乳ヨーグルトのつくり方
「発酵」というと難易度が高いイメージがありますが、実は簡単に作ることができます。用意するのは以下の2つです。
・豆乳
・市販のヨーグルト(豆乳の10分の1程度の量)
市販のヨーグルトには乳酸菌が生きているので、この乳酸菌を種菌にして発酵させるのです。
乳酸菌は時間が経つと死んでしまうので、なるべく新しいヨーグルトを使いましょう。
作り方をご紹介します。
1.豆乳に、市販のヨーグルトを混ぜる。
2.数時間放置・あるいは保温する。
以上で出来上がります。
2の過程で発酵するのですが、乳酸菌は40℃ぐらいの温度で最も活発に働きます。
そのため、夏場は温かい場所においておくと数時間で発酵します。
冬場常温での発酵が難しい場合は炊飯器の保温機能でも発酵ができますよ。
60℃以上などの高温になると乳酸菌が死滅してしまうため、高温になりすぎないように注意しましょう。
乳酸菌は発酵の過程で乳酸をつくりますが、この乳酸は酸っぱい成分です。
そのため発酵しすぎると酸味が強くなる可能性があるため、放置しすぎないように発酵中は何度か確認をするのがおすすめです。
出来上がったら、冷蔵庫に入れておくと発酵をゆるやかにすることができるので、保存できますよ。