乳酸菌で若さを保つ
人は年をとるとさまざまな器官の働きが衰えていき、結果老化につながっていきます。
それでは、身体に良いといわれている乳酸菌で若さを保つことはできるのでしょうか。
その働きに注目して見ていきましょう。
腸は老化とともに悪玉菌が増えていく
腸内は身体によい働きをする善玉菌・有害な働きをする悪玉菌・善玉菌と悪玉菌のうち優勢な方に味方をする日和見菌の３種類の細菌がバランスを取りながら働いています。生まれたばかりのときは無菌状態ですが、さまざまな細菌に感染をしていく中で、腸内細菌のバランスが形成されてくるのです。
身体を健康な状態に保っていると、善玉菌が約２割・悪玉菌が約１割の割合で腸内に存在しています。
しかし、年をとってくると、ビフィズス菌などの善玉菌の割合が減り、大腸菌などの悪玉菌の数が増えていくのです。
その結果、腸内の働きが弱まったり、有害物質がつくられることでさまざまな悪影響がでてきます。
つまり、老化と悪玉菌の増加は密接な関係があるのです。
乳酸菌を増やして腸内を若々しく保つ
腸内を若々しく保つためには、規則正しい生活やバランスのよい食生活が大切です。そしてさらに、腸内の善玉菌が優位な状態に保っておくのも大切なことなのです。
善玉菌を優位な状態に保っておけば、悪玉菌の活動を抑えることができ、健康を維持することにつながります。
腸内の善玉菌を増やすには、乳酸菌を摂取し、増やすことを意識してみましょう。
乳酸菌は、ヨーグルトなどの乳酸菌が含まれる食べ物や乳酸菌のサプリメントから摂取することができます。
胃酸や胆汁酸などの消化液で死んでしまうことがあるため、腸まで届く乳酸菌を選んでおけば、生きて腸まで届き善玉菌として活躍します。
また、オリゴ糖などの善玉菌のエサになる成分を摂取しておくことも、身体の中で乳酸菌を増やすのに効果的です。
オリゴ糖はバナナに多く含まれていますよ。
摂取した乳酸菌や乳酸菌のエサは時間が経つと排出されてしまうため、継続的に摂取しておくことが大切です。
善玉菌を優勢に保つことを意識した食事をすることで、腸内の若々しさを維持することができるのです。